「雨が降りそうです」と「雨が降りそうになる」を言う時にそれぞれ具体的な場面は何ですか？今雨が降っていますか？推測ですか？

Question

tetsuo2 · Answer

どちらも、その時点で雨は降っていません。


❶「雨が降りそうです」はそのままの形で日常会話でも使えます。

・「○○さん、雨が降りそうです。○○（目的地）まで急ぎましょう。」

❷「雨が降りそうになる」は、小説や舞台演劇など実際の天気が目に見えない場合に、状況説明やナレーションとして使われそうな表現です。

・「それまでの晴天が嘘だったかのように、急に雨が降りそうになる。」


❸「雨が降りそうになる」は日常会話だと、仮定表現にして、

（母から子へ）
・「お母さん、スーパーに買い物に行ってくるから、雨が降りそうになったら、外に干してる洗濯物を取り込んでね」

といった感じでよく使われます。

tetsuo2 · Answer

@aiweo 
❶「雨が降りそうです」も、❷「雨が降りそうになる」も、

状況としては、yukimuraさんが最初の回答で示されたような「空が暗くなってきている」とか、「（雨）雲が多くなってきている」という状況にある、という点で共通しています。

❶は、その点を前提に、個人が主観的に「雨が降りそうだな」と判断・推測していますが、

❷は「そういう（雨が降りそうな）状況に変化してきている」ということを客観的に描写しているだけなので、この❷の表現自体には推測という要素はないと思います。

（ただ、例えば小説で「○○（主人公）が帰りの途につくと、急に雨が降りそうになる」という一文があれば、読み手は、「ああ、雨が降りそうなんだな」という状況を想起するので、読み手・聞き手の推測を誘引する表現であるということはできます。その点で、全く「推測」という要素と関係がないというわけではないと思います。）

ちょっと、ややこしい説明をしてしまいましたが、結論的には、お察しの通り、❷は状況「変化」を描写した客観的な表現と捉えると良いと思います。

tetsuo2 · Answer

@aiweo 
そうですね。
ほかにも「遠くの方で雷が鳴っている音が聞こえだす」等も挙げられると思いますが、典型的には、雨雲が多くなって、空がだんだん暗くなっているような状況ですね。

tetsuo2 · Answer

@aiweo 
何時でもどうぞ(*´▽｀*)

tetsuo2 · Answer

@aiweo 
「ケガをしそうです」

この発言をした人は、まだケガをしていないですよ。

例えば、
「この技は運動神経の良い人でも失敗してケガをしてるので、運動神経の悪い僕がやると、確実に『ケガをしそうです』。」

「運動神経の良い」他の誰かはこの時点でケガをしていますが、「僕」はまだケガをしていません。

tetsuo2 · Answer

@aiweo

その場面で「ケガをしそうですね」は不自然です。

❶Aさんが傷口から出血していて、ケガをしているのが明らかであれば、

B：「ケガをしていますね。歩けそうですか？救急車呼びますか？」

と「ケガをしていますね。」と確認するのが自然です。
他には、「何で／どうしてケガをしたんですか？」など原因を聞いたりします。

❷Aが骨折や捻挫など、外観上、ケガをしていることがすぐには分からないような場合は、

「ケガをし『てい』そうですね。歩けますか？119番しましょうか？」

と、「ケガをしていそうですね」（あるいは、「い」が省略されて「ケガをしてそうですね」）と言います。

「ケガをしそうですね」はこの場面で使えません。

tetsuo2 · Answer

@aiweo 

「歩けそうですか？」

と聞く場面は、相手がケガ等をしているために、歩けるかどうか分からない状態にあるときです。


A：「歩けそうですか？」
B：「うん、何とか歩けそう」

この場合、Bの「歩けそう」も、まだ「歩けるか、歩けないか」は確定的に分かってはいません。
例えば、立ち上がってみたら、足の痛みがそれほど大きくないので、この位であれば「多分、歩くことができるだろう」と判断した場合などに、「歩けそう」と発言します。

tetsuo2 · Answer

@aiweo 

「歩けそうになる」はほとんど使われないと思います。

あえて使うとすれば、
「うちの子【※】、一瞬だけ歩けそうになるんだけど、まだ、2歩、3歩と歩けないんだよね。」

【※】：ハイハイ（両手と両足で地面を這って〔はって〕進む行為）しかできない幼児

tetsuo2 · Answer

@aiweo 

そうですね。「～しそうになる」という表現は、よく「もう少しで～しそうになる」などとも表現されます（ほかに、「危うく～しそうになる」「あとちょっとで～しそうになる」等）。


少し整理すると、

まず、「～しそう」の「そう」の意味は、①推量（推測）か②伝聞です。


（以下では、①推量の意味に限定して説明しますね。）


❶「～しそうです」は、その人個人の主観的な判断です。

・「来週辺りから、暖かくなり『そうです』」
・「この程度の仕事なら、今日中に片づけられ『そうです』」


❷「～しそうになる」は、「～しそう」という状況を客観的に描写します。
※なお、この表現の場合は、その「～しそう」と推量した事態は起きない場合がほとんどです。

・「私は朝早く起きるのが苦手で、いつも学校に遅刻しそうになる。」
　　　　※（でも、遅刻してはいない。ギリギリ１、2分前には到着している）

・「キャラクターAは敵の攻撃で重傷を負い死にそうになるが、主人公Bの登場により窮地を救われる。」


❸：❷は客観的な描写なので、客観性に欠けるもの、例えば、目に見えないものの変化（自分の感情等は例外）などについては「～しそうになる」という表現はあまり向きません。

・（△）：「来週辺りから、暖かくなりそうになる」
・（△）：「この100個の英単語を覚えられそうになる」

yukimura1976 · Answer

(空を見ると、暗くなって、雲が多くなって来ている)
→「雨が降りそうですね」

雨が降りそうになる。とは、日常的にはあんまり言わないように思います。(雨が降りそうになっている。とは言います。) 使うとしたら、かなり特殊な場面でしょう。

呪術師が、天に向けて祈りを捧げる。雨乞いである。雲が出て、一瞬雨が降りそうになる。しかし、やはり雨は降らない。これが現実である。

yukimura1976 · Answer

@aiweo 雨が降りそうになる、は、時制を考えない言い方です。雨が降りそうな状況になる、という事です。

劇などで、物事が順番に進んで行く様子を想像して下さい。その様子を描写する時に、このような言い方をします。

①彼が待ち合わせ場所に現れる。
②空が曇る。
③雨が降りそうになる。
④彼はポケットから携帯を取り出す。

この③は、誰かが推測しているわけではなく、単に状況変化を表します。

yukimura1976 · Answer

@aiweo その通りです！「予兆」、と言うのはぴったりな表現ですね！

雲が出る←雨の予兆、前兆

(河原でバーベキューをしている)
「雲が出て来たし、雨が降りそうだな、一旦片付けてテントに戻ろう！」
←この時はまだ雨は降っていません

yukimura1976 · Answer

@aiweo

①彼は座って釣りをしている
②雲が多くなる
③雨が降って来る。
④雨が酷くなって来たが、彼は釣りを続けている
⑤竿に、かなりの手応えのある引きを感じる
⑥思わず立ち上がる
⑦雨でぬかるんだ川岸で、彼は足を滑らせてしまう
⑧彼は川に落ちそうになる
⑨しかし、なんとか持ち堪える

この順序で、状況を想像して見てください。この流れで、"彼が川に落ちそうになる"予兆と言えるのは何番でしょうか？

彼は川に落ちそうになる。という文は、ほとんど単に状況を描写しているとも言えますし、何か予兆があって、その流れで"落ちそうになっている"、とも言えます

yukimura1976 · Answer

@aiweo 正解は、予兆と言えるのは、雨が降り出し、さらに強さを増している、しかし彼は釣りを続けている、こう言った状況全てです。何か悪い事が起きそうな予感がするわけです。

説明に混乱があると思うので、整理したいと思います。(自分の説明よりも、tetsuo2さんの説明の方がしっかりしていると思うので、参考程度に聞いてください笑) ①と②の場合を考えて下さい。

何々しそうになる。
①何かが起こると判断出来るような、何らかの予兆、あるいは前兆がある。

例えば、これから雨が降るだろうと判断出来るような、何らかの予兆がある。

「雲が出て来たし、雨が降りそうだな」→雨はまだ降っていないが、これから降り出すであろう、と、発言者は判断している。

②特に前兆のようなものを意識して判断しているわけではなく、何々する寸前まで行った、という意味を表す。

「目がさめると、隣で見知らぬ人が寝ていて、びっくりしてベッドから転げ落ちそうになった」
→驚いて、ベッドから落ちる寸前だった→実際は落ちなかった

yukimura1976 · Answer

@aiweo

「コロナウィルスが世界中に蔓延しそうになっている」

この文で考えてみましょう。

①世界のあちこちで、コロナウィルスの感染者が確認されている。
②コロナウィルスの完全な治療法は、いまだに発見されていない。
③コロナウィルスの封じ込めに、明らかに失敗している。
④コロナウィルスは、感染力が強い

この文は、このような状況を頭に置いて、合理的に判断した結果、「コロナウィルスが世界中に蔓延しそうになっている」、と言っています。コロナウィルスが世界中で蔓延し、大変な事態になる、そんな状況が、目前に迫っているのではないか？、と判断しているのです。現時点では、世界がコロナウィルスに完全に覆われているわけではないが、これからそう言う事態が予想される、と言っているのです。

yukimura1976 · Answer

@aiweo

①そうです→そう/です
②そうになる→そうに成る
③そうになっている→そうに成って居る

①雨が降りそうです。
②雨が降りそうになる。
③雨が降りそうになっている。

①について
A: 空はどうなっていますか？
B: 雲がだいぶ出て来てるし、この調子だと"雨が降りそうです"ね。
→"そう"、に、丁寧語の"です"がついているだけです。普通に使われる言い方です。

②は、普通の言い方ではありません。話し言葉でこのままの形で使われることは、ほぼないと思います。

雨が降りそうになる。
なる→成る→状況が変化する
雨が降りそうな状況に成る。という表現です。"状況の変化"に着目した表現です。ですから、時制や感情などをあまり問題にしない、"劇の進行"のようなものを淡々と表現するのに適しているのです。

③雨が降りそうになっている。
これは漢字で書けば、成って居る、となります。つまり、状況が(空模様が)変化して居る、という事です。

小説の一部をイメージ
→空を見上げると、どんよりとした雲が、東の方に見えている。雨が降りそうになっている。健三は早足になった。

会話
A: そっちの空はどんな様子？
B: うん、なんだか雨降りそうになってる

雨(が)降りそうになって(い)る
かっこ内を省略した口語的な言い方

yukimura1976 · Answer

@aiweo

何々しそうになる、は、come close toのニュアンスも持つので、その指摘は正しいです。

She came so close to losing her home.
彼女はもう少しで家を失うところだった→家を失いそうなところまで行った→家を失いそうになった

yukimura1976 · Answer

@aiweo

なっている
→なっ、て、いる

いる(居る)、とは、根源的に、"存在"を表します。"be"に近い意味を持ちます。

座っている。
→座った状態で存在している
泣いている。
→泣いた状態で存在している

「何々になっている」とは、状況が変化している、その状態が存在している、という事です。あらゆる言葉に言える事ですが、文脈抜きでは意味は確定出来ませんし、捉え方によって違って来る事もあります。

「雨が降りそうになっている」
→状況を見る限り、雨が降る可能性が高まりつつある(変化)、その状態が(継続して)存在している。
→It's going to rain.
isが存在を表し、goingが変化を表している
toはその変化の到達点を表している
→状況(空模様)は、存在している、変化しつつ、雨に向かって☔️

yukimura1976 · Answer

@aiweo

①泣いている
②彼女が泣いている
③彼女が泣いた状態で存在している。

①は、主語を省略した文
②は、主語を補った文
③は、主語を補い、別な言い方で同一の内容を説明的に表現した文

存在しているのは、彼女です。彼女が主語です。③の、"泣いた状態で"、という語句は、"修飾語"です。彼女は存在している。(どんな様子で？)泣いた状態で。と言う意味です。

泣いた状態
→この"た"は、過去ではありません。泣いている状態、という意味です。泣き始めて、その状態をキープしています。泣き終わってはいません。文法用語で言えば、"存続"、とでもなるでしょうか。

自分はなるべく文法用語は使わないようにしています。それには理由があります。自分は英文法はある程度分かりますが、日本語に関しては母語話者であると言うだけで、専門的に文法を勉強したわけではないからです。日本語に関する細かい文法用語を使ってしまうと、誤解や混乱を招く事が多いからです。母語話者として、何が自然な日本語で、どれが不自然な日本語か、そのような区別はつきますが、日本語の文法を間違いなく説明して下さい、と言われたら、それはなかなか難しい事です。加えて、自分は中国語はわからないので、日本語を中国語にしながら説明する事も出来ません。

今までaiweoさんは色々な質問をされて来ましたが、もう一度、基本に立ち返って見たほうがいいんじゃないかなあと思います。基本的な文法理解、語彙の理解、などです。

(何々に)なっている。
この表現を理解するためには、まず、品詞分解が出来る事、それぞれの単語の意味が理解できること、これらが基本になります。
なっ/て/いる、と分解し、"なる"という動詞の意味、活用、音便を理解する。"て"、という接続助詞の意味を理解する。さらに、"いる"、という動詞の意味、活用を理解する。この順番で、お手持ちの辞書と睨み合ってみて下さい。

SayaTendon · Answer

雨が降りそうです、は推測でまだ雨は降っていません。
雨が降りそうになるは雨が降りそうですに比べてより降りそうな感じがしますが、雨が降っているわけではなくこちらも推測です。

「雨が降りそうです」と「雨が降りそうになる」を言う時にそれぞれ具体的な場面は何ですか？今雨が降っていますか？推測ですか？ Zobacz tłumaczenie

雨が降りそうです、は推測でまだ雨は降っていません。雨が降りそうになるは雨が降りそうですに比べてより降りそうな感じがしますが、雨が降っているわけではなくこちらも推測です。

@aiweo 何々しそうになる、は、come close toのニュアンスも持つので、その指摘は正しいです。She came so close to losing her home.彼女はもう少しで家を失うところだった→家を失いそうなところまで行った→家を失いそうになった

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「雨が降りそうです」と「雨が降りそうになる」を言う時にそれぞれ具体的な場面は何ですか？今雨が降っていますか？推測ですか？

雨が降りそうです、は推測でまだ雨は降っていません。
雨が降りそうになるは雨が降りそうですに比べてより降りそうな感じがしますが、雨が降っているわけではなくこちらも推測です。

@aiweo

何々しそうになる、は、come close toのニュアンスも持つので、その指摘は正しいです。

She came so close to losing her home.
彼女はもう少しで家を失うところだった→家を失いそうなところまで行った→家を失いそうになった